作成者別アーカイブ: Yoshino Trad

vacation!

Bonjour!
Yoshino Tradのアントニーです。

長らくブログの更新ができず申し訳ありませんでした・・・。実は僕の故郷フランスに帰省しておりました。
フランスでの充電期間を経て、実は、この度Yoshino Tradが「株式会社Yoshino Trad」として新たなスタートを切りました!業務内容はこれまでと同じです。これからブログの方も更新していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします!

さて第14回目のテーマは「vacation」です。

数年前、日本に来たばかりのころ、ぼくの日本人の友達が「今年は有給取れたから3日も夏休みがある!」と言うので、「え、3週間の間違いじゃない??」と僕は耳を疑いました・・・「3週間って何の話!?」と友達に日本の有給について教えてもらって、もーびっくり!愕然としたのですが、今ではぼくも「3日も夏休みがあるー!」なんて思うほど忙しい日々を送っています。
それにしても日本の夏休みは短い!フランスではすべての労働者が年間約5週間のバケーションを取ることができます。だから夏休み3週間は当たり前!残りは冬休みに2週間。小学校や中学校も7月1日から8月31日まで2か月間丸々夏休みです。その間に家族でゆっくり海に行ったり山に行ったり・・・別荘でゆっくりすごしたりするのがフランス流。
3週間は取れなくても、せめて1週間休みが取れるなら、南仏でvacationなんてのもいかがでしょうか?

鳩サブレー

Bonjour!
Yoshino Tradのアントニーです。
長らくご無沙汰していてすいません・・・。
少しブログをお休みしている間にもう桜が咲いてました・・・!こんなときはゆっくり花見をしながらお茶を飲みたいものですね。

第13回目の今日は僕のお気に入りのお菓子「鳩サブレー」を紹介したいと思います。
先日お土産にいただいて初めて食べました。「Sablé=サブレ」はわかるけど、なぜ「鳩」がついてるのか不思議だなと・・・。
中に入っていたしおりによると・・・明治30年ごろ、鎌倉にある「豊島屋」というお店の初代、久次郎さんが店に来た外国人(どこの国の人かはわかりません)にビスケットをもらったことがきっかけだったようです。そのビスケットにはジャンヌ・ダルクが描かれていて、その味に驚いた久次郎さんは、自分でも作ってるみることにしました。
作った試作品を欧州航路から帰った船長さんに食べてもらいます。すると、船長さんは「こいつはフランスで食ったサブレーちゅう菓子に似とるゾ。」と言ったそう。「サブレー」という言葉に親しみを感じた久次郎さんは、前々から鳩をモチーフに何か創ろうと思っていたこともあり、鳩の形のビスケット「鳩サブレー」を創り出したということです。僕が驚いたのは、この「鳩サブレー」がほんとにフランスの「Sablé」と同じ味だってこと!鳩の形はオリジナルですが・・・。ところで、ビスケットをくれた外国人はフレンチだったのかな・・・??
花見のお茶菓子に豊島屋の「鳩サブレー」はいかがですか?

言葉の境界線

Bonjour!
Yoshino Tradのアントニーです。

第12回目のテーマは「言葉の境界線」です。
日本にはたくさんの方言がありますね。東京と大阪じゃ話し方が全然違う・・・外国人の僕でも違いがわかるほどです。ちなみにぼくの口癖は「アカンな。」です・・・。
方言はたくさんあっても、日本語は日本語。「この地域では英語が使われてる。」なんてことはないですよね。フランスにも方言はたくさんあるし、フランス語だけじゃなく、いろんな国の言葉が聞こえてくるけれど、公用語はフランス語です。しかし公用語が2言語以上ある国もあります。例えば、ベルギーではフランス語、オランダ語、ドイツ語が公用語。そして実はこの公用語には境界線があります。 続きを読む

Parisを想う・・・

Bonjour!
Yoshino Tradのアントニーです。

今日もいい天気でしたね!せっかくの散歩日和なのに、花粉に黄砂、PM2.5・・・とニュースで聞くと出かけるのを迷います。
僕が大学生の頃は、下宿が山に近かったので、よく散歩をしました。時間のあるときはグルノーブルの展望台にのぼって街を見下ろしながらぼんやりしたものです。

第11回目は「Parisを想う・・・」というテーマでお話したいと思います。
グルノーブルじゃなくて?すいませんグルノーブルはまた今度!
続きを読む

“洋ゲー指数”の高い単語

Bonjour!
Yoshino Tradのアントニーです。

記念すべき第10回目は第5回目でゲストとして登場してくださった翻訳者の羽無エラーさんのアーティカル第2弾です。今回もゲーム翻訳について、とてもわかりやすく語ってくださっています。ゲーム翻訳をやっている人はもちろんのこと、ゲーマーも他分野の翻訳者も「ほーほー!」と声が出ますよ~!たくさんのコメントをよろしくお願いします!Voilà!

こんにちは。羽無エラーです。

今回は、日本で開発されたゲーム、いわゆる「和ゲー」と、海外で開発されたゲーム、いわゆる「洋ゲー」の違いについて少しお話ししようかと思います。

和ゲーと洋ゲーの違いというのは、両者を比較する上でよく言及される点です。和ゲーの主人公は中性的なイケメンが多いのに対し洋ゲーの主人公はマッチョな兄貴系男子が多いとか、和ゲーのシナリオは一本道だけど洋ゲーのストーリーは自由度が高めだとか、和ゲーの世界観はファンタジックなものが多いけど洋ゲーは現実世界を舞台にした作品が主流であるとか。恐らくテレビゲームに精通している方であれば、洋ゲーをある程度遊べば、たとえ日本語にローカライズされた作品であっても、それが洋ゲーであることは容易に判別できるのではないでしょうか? 続きを読む

フレンチジョーク

Bonjour!
Yoshino Tradのアントニーです。

みなさん少し前の作品になりますが、フランス映画「アーティスト」はご覧になられたでしょうか?
昔のサイレント映画を彷彿とさせるような趣向で作られた作品であり、また昨年のアカデミー賞でフランス人俳優のJean Dujardinが主演男優賞を獲った作品でもあります。 

Jean Dujardinはもともとコメディアンで、いろんなコメディ映画に出ています。
そこで第9回目の今日は、彼の作品から「ジョーク」をテーマにお話ししたいと思います。

彼の作品で僕が好きなのは「OSS117」シリーズです。
手っ取り早く言えば、「007」のパロディなんですが、フレンチコメディはアメリカンジョークとはまた違いブラックユーモアたっぷりのシュールな冗談があちらこちらで見られます。 続きを読む

まちがいさがし

Bonjour ! 
Yoshino Tradのアントニーです。
今日は一日暖かかったですね。暑くなって、思わずコートを脱ぎました。もう本当に春はそこまで来てるようです。昨日送られてきたあるフレンチレストランのDMにも春のメニューがたくさん!しかし残念なことにDMには « le plintemps ! »と書かれていました。正しくは « le printemps ! »合っていれば「春!」という意味です・・・惜しい!

plintemps

第8回目のテーマは「まちがいさがし」です。
僕が日本に来てとてもおどろいたのは、街のいたるところにフランス語が使われていること!もう少し正確に言えばフランス語らしき言葉が使われていたことです。例えば、グラタン皿には « macaroni au gratin »という文字が。でもこれだと「マカロニグラタン」じゃなくて「グラタンのマカロニ」になっちゃう。正解は « gratin de macaronis »です。
ちょっと僕に聞いてくれれば教えるのに・・・!間違いを見つけてしまうたびに思います。 続きを読む

Rikaichan

Bonjour!

Yoshino Tradのアントニーです。

僕が日本に来てから結構経ちますが、いまだに読めない漢字がたくさんあります。平仮名1字1字はわかるけど、単語になると意味がわからないということもあります。日本語って本当に難しい言語ですね。翻訳者の皆さんも日々お困りではないでしょうか?そんなときに役立つツールを今日は紹介したいと思います。

第7回目のテーマは「Rikaichan」です。

「Rikaichan」(りかいちゃん)とはパソコンの翻訳ツールです。かわいい名前のこのツールは実はFirefoxのプラグインのことで、単語の読み方がわからないときにマウスのポインターを単語の上に置くだけで、読み方や意味を教えてくれるシステムです。僕は翻訳をするときに限らず、例えばネットでニュースなど文章を読むときや、メールをチェックするときなどにも「Rikaichan」を起動しています。日本語の単語の意味を即座に英語やフランス語で教えてくれるので非常に便利です。便利ですが、もう少し望むなら、僕の願いはスマホでも「Rikaichan」が使えるようになってほしい!もしくは僕のメガネに「Rikaichan」が入ったらいいなーとか(笑) 冗談はさておき、よろしければ翻訳者の皆さん、お試しください! 続きを読む

ヨーロッパ旅行

Bonjour!
Yoshino Tradのアントニーです。

もうすぐ春休みですね!バカンスには海外旅行を計画している人も多いのでは?
僕もこの春には故郷フランスへ帰省しようと計画中です!
・・・が、政権交代して以来、一気に円安が加速して、ユーロは上がる一方ですね・・・。
いつ外貨両替しようか・・・悩み中です。賢く両替する方法があれば教えてください。
ぜひコメントお願いいたします!

そこで第6回目のテーマは「ヨーロッパ旅行」です。
日本の方なら一度はヨーロッパに旅行したことがあるか、もしくは行きたいなと考えたことがあるでしょう??(と僕の日本人の友達が言っていました・・・) 続きを読む

ゲーム翻訳への道

Bonjour!

Yoshino Tradのアントニーです。

第5回目の本日はゲストとして翻訳者の羽無エラーさんをお迎えしました!
羽無エラーさんとは、ゲーマーとして、またトランスレーターして共感できる部分がたくさんあり、今回このブログに記事を書いてくださるということで僕自身ワクワクしています!ぜひご一読いただき、たくさんのコメントをよろしくお願いします!Voilà!

こんにちは!

テレビゲーム翻訳者/字幕翻訳者の羽無エラー(はねなしえらー)と申します。もちろんペンネームです。

こちらのブログのゲストとしてオファーをいただき、定期的に記事を寄稿させていただくことになりました。ブログをご覧の皆さま、Yoshino Tradのファンの皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

では早速ですが、今回は自己紹介がてら、私が「翻訳」の世界に興味を引かれたきっかけでも軽くお話ししようかと思います。

私の若かりしころ、まだ翻訳の「ほ」の字もローカライズの「ロ」の字も知らなかったころの話です。英語学習の必要に迫られていた私は、何とか楽しく英語を勉強する術はないものかと考えていました。生粋の怠け者なので、お堅い参考書などを読んでいると、すぐに強烈な睡魔に襲われてしまうんですよ…。 続きを読む